光のもとでⅠ
「壊しちゃったらどうしよう……」
「翠葉、大丈夫だって。翠葉たちが持ってるのは生徒が使いやすいように改良されたものだから、リモコン操作だって高が知れてる」
その言葉に違和感を覚えた。
それは佐野くんも同じだったようで、操作していた手を止め海斗くんを見る。
「俺が持ってるリモコンと佐野たちが持っているリモコンはちょっと違うんだ」
海斗くんのリモコンは私たちに配られたリモコンよりは少し大きく、ボタンの数もそれに伴い多めについている。
「こっちは藤宮警備と直にやり取りができるスーパーリモコン。基本、これを持つのは中枢で指示を出す人間のみでいいんだけどね」
海斗くんは笑って話しているのに、どうしてこんなにも痛々しく見えるのだろう……。
「翠葉、大丈夫だって。翠葉たちが持ってるのは生徒が使いやすいように改良されたものだから、リモコン操作だって高が知れてる」
その言葉に違和感を覚えた。
それは佐野くんも同じだったようで、操作していた手を止め海斗くんを見る。
「俺が持ってるリモコンと佐野たちが持っているリモコンはちょっと違うんだ」
海斗くんのリモコンは私たちに配られたリモコンよりは少し大きく、ボタンの数もそれに伴い多めについている。
「こっちは藤宮警備と直にやり取りができるスーパーリモコン。基本、これを持つのは中枢で指示を出す人間のみでいいんだけどね」
海斗くんは笑って話しているのに、どうしてこんなにも痛々しく見えるのだろう……。