光のもとでⅠ
「わぉっ! いつの間にそんなことになってたの!?」
詰め寄られ、少し悩んだ末に答える。
「たぶん、夏休み前くらいだと思います」
私も細かいことは訊いていないし、明確な時期はわからない。
ただ、私が幸倉に帰ってから知ったことなので、時期的にはそのあたりだろう、という推測。
「私たち、今日はフリータイムなんてないもんね。御園生さんぐっじょぶ!」
「俺たちもクラス担当の時間を同じにしてもらわないと――」
言いかけた優太先輩に朝陽先輩がチョップした。
「優太と嵐はクラスでも生徒会でも一緒だから年中常夏カップル決定。ほら、さぼってないで仕事する。司が戻ってきたときに仕事が滞っていたら、どれだけ冷たい目で見られると思う?」
最後のひとことにふたりは身震いした。
その間をするりと抜けてきたのは茜先輩。
詰め寄られ、少し悩んだ末に答える。
「たぶん、夏休み前くらいだと思います」
私も細かいことは訊いていないし、明確な時期はわからない。
ただ、私が幸倉に帰ってから知ったことなので、時期的にはそのあたりだろう、という推測。
「私たち、今日はフリータイムなんてないもんね。御園生さんぐっじょぶ!」
「俺たちもクラス担当の時間を同じにしてもらわないと――」
言いかけた優太先輩に朝陽先輩がチョップした。
「優太と嵐はクラスでも生徒会でも一緒だから年中常夏カップル決定。ほら、さぼってないで仕事する。司が戻ってきたときに仕事が滞っていたら、どれだけ冷たい目で見られると思う?」
最後のひとことにふたりは身震いした。
その間をするりと抜けてきたのは茜先輩。