光のもとでⅠ
まだ半年だけれど、出逢ってからずっと、何度も何度もみんなが私にかけ続けてくれた言葉に通じるものがある。
――どうしよう。
嬉しいのに、すごく嬉しいのに目の前が涙で霞んで困る。
私、今、涙を拭けるものを何も持っていないのに……。
そうこうしていると、花道を通り円形ステージにたどり着いた嵐子先輩に、
「ほら、次は翠葉の番だよ」
と、ハンカチでそっと涙を拭われた。
「嵐子先輩……」
「今は泣かずに歌を聞かせて?」
桃華さんに差し出された手を取り立ち上がると、
「はい、マイク」
と、茜先輩が持っていたものを渡された。
――どうしよう。
嬉しいのに、すごく嬉しいのに目の前が涙で霞んで困る。
私、今、涙を拭けるものを何も持っていないのに……。
そうこうしていると、花道を通り円形ステージにたどり着いた嵐子先輩に、
「ほら、次は翠葉の番だよ」
と、ハンカチでそっと涙を拭われた。
「嵐子先輩……」
「今は泣かずに歌を聞かせて?」
桃華さんに差し出された手を取り立ち上がると、
「はい、マイク」
と、茜先輩が持っていたものを渡された。