光のもとでⅠ
ペットボトルに口を付けたとき、会場がそれまでとは違う熱狂に包まれた。
主に女子が色めき立つ。
なんだろう、と思った次の瞬間には隣のスクエアステージで演奏が始まった。
そこに立っていたのは、フォークソング部とツカサ。
前奏の間、ツカサは軽くリズムを取りながらマイクスタンドに右手をかけ、俯きがちに立っていた。
それだけで様になるって何……。
「ふふっ、司って何をやらせても結局はそつなくこなしちゃうのよね」
茜先輩に促され、昇降機まで移動する。
「見ていたいのはわかるけど、下に降りたら誰かが会場に連れていってくれると思うわ。だから、少し我慢してね」
そう言うと、インカムで下に合図を送り、昇降機が下がり始めた。
奈落では香乃子ちゃんが迎えてくれる。
そして、茜先輩が言ったとおり、朝陽先輩が申し出てくれた。
主に女子が色めき立つ。
なんだろう、と思った次の瞬間には隣のスクエアステージで演奏が始まった。
そこに立っていたのは、フォークソング部とツカサ。
前奏の間、ツカサは軽くリズムを取りながらマイクスタンドに右手をかけ、俯きがちに立っていた。
それだけで様になるって何……。
「ふふっ、司って何をやらせても結局はそつなくこなしちゃうのよね」
茜先輩に促され、昇降機まで移動する。
「見ていたいのはわかるけど、下に降りたら誰かが会場に連れていってくれると思うわ。だから、少し我慢してね」
そう言うと、インカムで下に合図を送り、昇降機が下がり始めた。
奈落では香乃子ちゃんが迎えてくれる。
そして、茜先輩が言ったとおり、朝陽先輩が申し出てくれた。