光のもとでⅠ
「行っておいで。私は第四通路にいるから」
茜先輩は、さっき佐野くんが姿を消した通路へと向かって歩きだす。
第四通路は桜林館の観覧席へ上がる階段のほか、図書棟ともつながっているため、一般生徒の出入りは禁止されている。
行けても桜林館の観覧席に上がる階段までだけれど、今日はその階段を使用することも禁止されている。
警備員が観覧席側にも奈落の通路側にも立っているという厳重な警備体制が敷かれているのだ。
ただ、生徒会メンバーだけは緊急で図書室へ戻ることもあるため、特例が認められていた。
その際には学生証と指紋認証が必要となる。
茜先輩に場所を提示してもらえたことでほんの少し安堵した。
茜先輩は、さっき佐野くんが姿を消した通路へと向かって歩きだす。
第四通路は桜林館の観覧席へ上がる階段のほか、図書棟ともつながっているため、一般生徒の出入りは禁止されている。
行けても桜林館の観覧席に上がる階段までだけれど、今日はその階段を使用することも禁止されている。
警備員が観覧席側にも奈落の通路側にも立っているという厳重な警備体制が敷かれているのだ。
ただ、生徒会メンバーだけは緊急で図書室へ戻ることもあるため、特例が認められていた。
その際には学生証と指紋認証が必要となる。
茜先輩に場所を提示してもらえたことでほんの少し安堵した。