光のもとでⅠ
香乃子ちゃんにはさらりと言えたけれど、朝陽先輩には言いづらい。
あ、そうだ……。
「これも、恋愛の歌ですか?」
歌詞カードは手元にあるけれど、それを見ている間に曲が終わってしまいそうで尋ねることにしたのだ。
朝陽先輩はにこりと笑って答えてくれた。
私が予想だにしない追加情報と共に。
「そうだね。今頃、意中の子のことでも思って歌っているんじゃないかな?」
意中の、子……?
「……それは、好きな人、という意味、ですか?」
「そう」
好きな、人――。
「ツカサ、好きな人……いるんですね。……知らなかった」
この衝撃はなんだろう。
あ、そうだ……。
「これも、恋愛の歌ですか?」
歌詞カードは手元にあるけれど、それを見ている間に曲が終わってしまいそうで尋ねることにしたのだ。
朝陽先輩はにこりと笑って答えてくれた。
私が予想だにしない追加情報と共に。
「そうだね。今頃、意中の子のことでも思って歌っているんじゃないかな?」
意中の、子……?
「……それは、好きな人、という意味、ですか?」
「そう」
好きな、人――。
「ツカサ、好きな人……いるんですね。……知らなかった」
この衝撃はなんだろう。