光のもとでⅠ
24
「大丈夫よ。私、溺死寸前だから、棒切れじゃなくても藁をも掴む状態だわ」
「……藁、くらいにはなれるかなぁ……」
そんな会話をしていると、香乃子ちゃんが戻ってきた。
「あの、姫がふたり揃ってなんで藁の話をしてるんですか?」
「……なんの話、でしたっけ?」
「なんだったっけね?」
ふたり顔を見合わせ、視線が合えば同じタイミングで笑う。
たぶん、これはふたりだけの内緒ごとなのだ。
「やややっ、七倉的にはデッサンタイム入りたいんですがっっっ!」
「「え?」」
「んもーーーっっっ! なんですか、このかわいい生き物たちっ!」
「な、七倉ちゃん?」
「一枚でいいですからっ! そこにおとなしく座っていてくださいっ」
「……藁、くらいにはなれるかなぁ……」
そんな会話をしていると、香乃子ちゃんが戻ってきた。
「あの、姫がふたり揃ってなんで藁の話をしてるんですか?」
「……なんの話、でしたっけ?」
「なんだったっけね?」
ふたり顔を見合わせ、視線が合えば同じタイミングで笑う。
たぶん、これはふたりだけの内緒ごとなのだ。
「やややっ、七倉的にはデッサンタイム入りたいんですがっっっ!」
「「え?」」
「んもーーーっっっ! なんですか、このかわいい生き物たちっ!」
「な、七倉ちゃん?」
「一枚でいいですからっ! そこにおとなしく座っていてくださいっ」