光のもとでⅠ
「翠葉ちゃん、真っ赤だね?」
「え……?」
そう言ってクスクスと笑う茜先輩は、もういつもの茜先輩に戻っていた。
私はどうしてこんなに赤面する羽目になっているのかがわからなくて、いつものように髪の毛が顔を隠してしまおうと思ったけど、生憎、それはツカサ側にしか通用しなかった。
茜先輩側にはコサージュがついており、髪のカーテンは使えない。
「そんなに今日の司は格好いい?」
ピンポイントをつかれてさらに困る。
隠しようがないから仕方なく頷いた。
「制服なら、まだ免疫があるのに……」
「ま、確かに整った顔をしているし、格好いいは格好いいよね? でもって、シンプルな格好がそれを余計に引き立てる」
そんなことを言われると、頭の中にツカサの姿が鮮明に思い出され、それだけでも身体全体が熱くなるのだから救いようがない。
「え……?」
そう言ってクスクスと笑う茜先輩は、もういつもの茜先輩に戻っていた。
私はどうしてこんなに赤面する羽目になっているのかがわからなくて、いつものように髪の毛が顔を隠してしまおうと思ったけど、生憎、それはツカサ側にしか通用しなかった。
茜先輩側にはコサージュがついており、髪のカーテンは使えない。
「そんなに今日の司は格好いい?」
ピンポイントをつかれてさらに困る。
隠しようがないから仕方なく頷いた。
「制服なら、まだ免疫があるのに……」
「ま、確かに整った顔をしているし、格好いいは格好いいよね? でもって、シンプルな格好がそれを余計に引き立てる」
そんなことを言われると、頭の中にツカサの姿が鮮明に思い出され、それだけでも身体全体が熱くなるのだから救いようがない。