光のもとでⅠ
歌が終わったそのとき、実行委員長から連絡が入った。
自分を指名されての通信に少し驚く。
『御園生さん、ちょっと会場に上がってこられる? 吹奏楽部の顧問が呼んでるんだ』
「はい、すぐに上がります」
「じゃ、俺がエスコートしましょ?」
そう言って手を取ってくれたのは、ずっと側に立っていた朝陽先輩だった。
「生徒会の人たちは揃いに揃って私の仕事を取るんだからっ」
かわいく拗ねる香乃子ちゃんにペットボトルを持っていてもらえるようにお願いした。
「なんの用かわからないけど、たぶんすぐ戻ってくるから」
そう言い残して、朝陽先輩とふたり会場へ上がった。
自分を指名されての通信に少し驚く。
『御園生さん、ちょっと会場に上がってこられる? 吹奏楽部の顧問が呼んでるんだ』
「はい、すぐに上がります」
「じゃ、俺がエスコートしましょ?」
そう言って手を取ってくれたのは、ずっと側に立っていた朝陽先輩だった。
「生徒会の人たちは揃いに揃って私の仕事を取るんだからっ」
かわいく拗ねる香乃子ちゃんにペットボトルを持っていてもらえるようにお願いした。
「なんの用かわからないけど、たぶんすぐ戻ってくるから」
そう言い残して、朝陽先輩とふたり会場へ上がった。