光のもとでⅠ
「飛翔、おねぃさんが怖がってるよ? ただでさえ図体も態度もでかいんだから、んなおっかない顔しないでよ。ま、それがとある先輩を真似ていることは知ってるけどさ」
飛竜くんの言葉に若干引っかかりを覚えつつ、ふたりを観察した。
飛翔くんと飛竜くんは身長差が十センチくらい。
双子でも身長ってこんなに変わるのね?
飛竜くんのほうが低い分、なんだか親しみが沸く。
「ねっ、あーちゃん、桃華様はっ!? 俺、さっきから探してるんだけど見つからないんだよね」
飛竜くんは飛鳥ちゃんを「あーちゃん」と呼んでいるらしく、桃華さんのことは「桃華様」だった。
「桃華ならスクエアステージじゃない? っていうか、竜っ! 少しはおとなしくしててよねっ!? そもそも、ここに入れてるのって生徒会特権なんだから、それらしく行動しなさいっ」
生徒会特権……?
飛竜くんの言葉に若干引っかかりを覚えつつ、ふたりを観察した。
飛翔くんと飛竜くんは身長差が十センチくらい。
双子でも身長ってこんなに変わるのね?
飛竜くんのほうが低い分、なんだか親しみが沸く。
「ねっ、あーちゃん、桃華様はっ!? 俺、さっきから探してるんだけど見つからないんだよね」
飛竜くんは飛鳥ちゃんを「あーちゃん」と呼んでいるらしく、桃華さんのことは「桃華様」だった。
「桃華ならスクエアステージじゃない? っていうか、竜っ! 少しはおとなしくしててよねっ!? そもそも、ここに入れてるのって生徒会特権なんだから、それらしく行動しなさいっ」
生徒会特権……?