光のもとでⅠ
佐野くんはとても優しい。
自分のペースでかまわない、とそう言われている気がした。
「佐野くんが癒しに思える……」
「……御園生、マジ大丈夫? そんなに飛翔怖かったかっ!?」
コクコク、と頷くと「よしよし」と頭を撫でられた。
「ほら、藤宮先輩のステージでも見て元気出して。次は御園生が歌う番なんだからさ」
そう言われて、案内された場所からモニターを見ると、人ごみから少し離れただけなのにとても見やすくなった。
第三ステージのトップバッターはツカサ。
歌は音速ラインの「半分花」。
その曲は、ツカサが今まで歌ってきた中ではポップな感じの曲だった。
前奏を聴いて好きと思う。
次にツカサの声が聞こえてきて複雑な心境に陥る。
自分のペースでかまわない、とそう言われている気がした。
「佐野くんが癒しに思える……」
「……御園生、マジ大丈夫? そんなに飛翔怖かったかっ!?」
コクコク、と頷くと「よしよし」と頭を撫でられた。
「ほら、藤宮先輩のステージでも見て元気出して。次は御園生が歌う番なんだからさ」
そう言われて、案内された場所からモニターを見ると、人ごみから少し離れただけなのにとても見やすくなった。
第三ステージのトップバッターはツカサ。
歌は音速ラインの「半分花」。
その曲は、ツカサが今まで歌ってきた中ではポップな感じの曲だった。
前奏を聴いて好きと思う。
次にツカサの声が聞こえてきて複雑な心境に陥る。