光のもとでⅠ
桃華さんは優太先輩とスクエアステージ下を任されているため、私を気にしつつもすぐに持ち場のステージ下へと戻った。
そのあと、私についていてくれたのは香乃子ちゃんと佐野くん。
「歌ってるときから目に涙溜めてたし、歌い終わった瞬間に大粒の涙零すから、みんな心配してた。……どうした?」
佐野くんの言葉で、自分が歌い終わった直後に泣きだしたのだと知る。
香乃子ちゃんも心配そうな顔で私を見ていた。
少し悩んだけど、そのままを答えることにした。
「私、好きな人……いたみたいで――」
ふたりともすごく驚いた顔をしていた。
「あの、ね……この人が好きなんだってわかったのに、気づいたと同時に失恋しちゃったの」
ほんの少し笑って、また少し涙が出る。
そのあと、私についていてくれたのは香乃子ちゃんと佐野くん。
「歌ってるときから目に涙溜めてたし、歌い終わった瞬間に大粒の涙零すから、みんな心配してた。……どうした?」
佐野くんの言葉で、自分が歌い終わった直後に泣きだしたのだと知る。
香乃子ちゃんも心配そうな顔で私を見ていた。
少し悩んだけど、そのままを答えることにした。
「私、好きな人……いたみたいで――」
ふたりともすごく驚いた顔をしていた。
「あの、ね……この人が好きなんだってわかったのに、気づいたと同時に失恋しちゃったの」
ほんの少し笑って、また少し涙が出る。