光のもとでⅠ
「香乃子ちゃん、ありがとう。……あのね、まだ気づいたばかりの気持ちを持て余している状態なの」
「……きっと、慣れたら片思いも悪くないですよ。苦しいだけじゃなくなる。だから、楽しい恋にしましょう?」
「……うん。香乃子ちゃん、ありがとう。大好き」
「七倉も翠葉ちゃんが大好きです」
 にこりと笑う香乃子ちゃんに心底救われた。
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