光のもとでⅠ
「元気のいい、サッパリとした子だね?」
唯兄の感想にクスリと笑う。
数時間前にこの通路で茜先輩が泣いていたなんて思いもしないだろうな……。
「うん。とてもすてきで頼りになる先輩」
「そっか」
「うん」
私と唯兄は手をつないで図書棟へ戻った。
図書棟に戻ると、すぐに秋斗さんの仕事部屋へ通された。
そこには相馬先生もいた。
「お疲れさん」と声をかけられソファに座らされる。
「手、だいぶ冷えたな。家に帰ったら面倒臭がらずにしっかり風呂に浸かれよ? それから――おら、男ども全員席外せや」
唯兄の感想にクスリと笑う。
数時間前にこの通路で茜先輩が泣いていたなんて思いもしないだろうな……。
「うん。とてもすてきで頼りになる先輩」
「そっか」
「うん」
私と唯兄は手をつないで図書棟へ戻った。
図書棟に戻ると、すぐに秋斗さんの仕事部屋へ通された。
そこには相馬先生もいた。
「お疲れさん」と声をかけられソファに座らされる。
「手、だいぶ冷えたな。家に帰ったら面倒臭がらずにしっかり風呂に浸かれよ? それから――おら、男ども全員席外せや」