光のもとでⅠ
「俺は断然自分応援派」
即答したのは唯兄だった。
蒼兄は少し考えてから、
「相手が桃華だったとして――俺もそう簡単には諦められないかな。自分なりに努力はすると思う。ほら、何もせずに諦めることほとやなものはないだろ? 中途半端ってさ、どれも不完全燃焼に終わる気がしない?」
蒼兄が言ったことはいつも私が思っていることに似ている。
「誰を応援するとかしないとか、そういうことじゃなくて、自分の気持ちを大切にしたらいいんじゃないか?」
自分の気持ちを大切に……?
即答したのは唯兄だった。
蒼兄は少し考えてから、
「相手が桃華だったとして――俺もそう簡単には諦められないかな。自分なりに努力はすると思う。ほら、何もせずに諦めることほとやなものはないだろ? 中途半端ってさ、どれも不完全燃焼に終わる気がしない?」
蒼兄が言ったことはいつも私が思っていることに似ている。
「誰を応援するとかしないとか、そういうことじゃなくて、自分の気持ちを大切にしたらいいんじゃないか?」
自分の気持ちを大切に……?