光のもとでⅠ
昨日と同じ道を同じ人と同じ時間に歩いている。
なのに、昨日とは全然違う気分だから不思議。
昨日と同じようにツカサが前を歩いている。
私はその背中を見るだけでもドキドキする。
きれいな顔を見たいと思うけど、目が合うと困るから……。
だから、こっちを見ないでね……と思いながら、その背中を見つめていた。
「翠葉、顔赤い?」
「えっ!?」
「熱でもある?」
「や、ないよっ!? ないないっ。それに、顔だって赤くないものっ」
「いや、赤いってば……。な? 司どう思う?」
ツカサに声をかけた海斗くんを恨めしく思う。
なのに、昨日とは全然違う気分だから不思議。
昨日と同じようにツカサが前を歩いている。
私はその背中を見るだけでもドキドキする。
きれいな顔を見たいと思うけど、目が合うと困るから……。
だから、こっちを見ないでね……と思いながら、その背中を見つめていた。
「翠葉、顔赤い?」
「えっ!?」
「熱でもある?」
「や、ないよっ!? ないないっ。それに、顔だって赤くないものっ」
「いや、赤いってば……。な? 司どう思う?」
ツカサに声をかけた海斗くんを恨めしく思う。