光のもとでⅠ
「なるほど。でも、今は落ち着いてるみたいだからいいわ。地下道使うんでしょ?」
湊先生言われて嵐子先輩が頷く。
すると、「どうぞ」と備え付けの戸棚を開いた。
「「え……」」
私と嵐子先輩が固まる。
地下道の入り口が戸棚とは思いもしなかったのだ。
「ここを通れば図書棟まで直通で行けるわ。ほら、さっさと行きなさい」
そう言われて戸棚の中に足を踏み入れた。
通路は桜林館の奈落よりも少し狭いくらいで、照明の感覚はさほど変わらなかった。
途中何度も分岐点があり、その分岐点にはアルファベットと数字で位置を知らせる表記があった。
湊先生言われて嵐子先輩が頷く。
すると、「どうぞ」と備え付けの戸棚を開いた。
「「え……」」
私と嵐子先輩が固まる。
地下道の入り口が戸棚とは思いもしなかったのだ。
「ここを通れば図書棟まで直通で行けるわ。ほら、さっさと行きなさい」
そう言われて戸棚の中に足を踏み入れた。
通路は桜林館の奈落よりも少し狭いくらいで、照明の感覚はさほど変わらなかった。
途中何度も分岐点があり、その分岐点にはアルファベットと数字で位置を知らせる表記があった。