光のもとでⅠ
着替えを済ませると、ツカサ以外のみんなが揃って図書棟を出た。
ツカサは戸締りをしてから出ると言い、私たちを先に出したのだ。
どうやら、このメンバーはみんなサザナミくんのお母さんが経営しているカラオケボックス組らしい。
「ま、全校生徒は収容できないけど、四分の一くらいは入れるんじゃない?」
そう言ったのはサザナミくん。
今日は七時から藤宮の生徒による予約で埋まっているのだとか……。
学校の私道から公道へ出ると、藤倉市街へ続く道は緩やかな下り坂となっている。
その坂を二百メートルほど下ったところにあるカラオケボックスまで、藤宮の生徒がゾロゾロと列を連ねていた。
その様は、まるで小学校の集団下校のよう。ある意味壮観だ。
ツカサは戸締りをしてから出ると言い、私たちを先に出したのだ。
どうやら、このメンバーはみんなサザナミくんのお母さんが経営しているカラオケボックス組らしい。
「ま、全校生徒は収容できないけど、四分の一くらいは入れるんじゃない?」
そう言ったのはサザナミくん。
今日は七時から藤宮の生徒による予約で埋まっているのだとか……。
学校の私道から公道へ出ると、藤倉市街へ続く道は緩やかな下り坂となっている。
その坂を二百メートルほど下ったところにあるカラオケボックスまで、藤宮の生徒がゾロゾロと列を連ねていた。
その様は、まるで小学校の集団下校のよう。ある意味壮観だ。