光のもとでⅠ
桃華さんはひとり涼しい顔をして、
「みんな体力の底がないのかしら?」
零しながらアイスティーを飲んでいた。
飛鳥ちゃんも海斗くんもヒートアップ組に加勢しており、あの佐野くんすら見事にはじけていた。
ほかの個室がどうかわからないけれど、私たちのいる個室は人の出入りが多い気がする。
「気がする」の理由は、半数以上が知らない人だから。
クラスメイト以外の人で私が認識できるのは、紅葉祭の準備で接点のあった人のみ。
その唯一接点があった人たちが、入れ替わり立ち代りで入ってくることで、「あれ?」と思ったのだ。
「みんな体力の底がないのかしら?」
零しながらアイスティーを飲んでいた。
飛鳥ちゃんも海斗くんもヒートアップ組に加勢しており、あの佐野くんすら見事にはじけていた。
ほかの個室がどうかわからないけれど、私たちのいる個室は人の出入りが多い気がする。
「気がする」の理由は、半数以上が知らない人だから。
クラスメイト以外の人で私が認識できるのは、紅葉祭の準備で接点のあった人のみ。
その唯一接点があった人たちが、入れ替わり立ち代りで入ってくることで、「あれ?」と思ったのだ。