光のもとでⅠ
「蒼樹さんも同じカードケースだし……」
なんだかな……。
いつもは凛としている桃華がこんなにも顔を真っ赤にしてあれやこれやと言い訳を並べているのがかわいくて仕方がない。
そんな彼女に上目遣いで見られたら、抱きしめたい衝動に駆られる。
「それに、蒼樹さん……すごく人目引いてるのわかってます?」
その一言で「衝動」が姿を消した。
「は?」
「やっぱり……わかってないですよね」
どうしたことか、視線を逸らした桃華にため息をつかれる。
なんだかな……。
いつもは凛としている桃華がこんなにも顔を真っ赤にしてあれやこれやと言い訳を並べているのがかわいくて仕方がない。
そんな彼女に上目遣いで見られたら、抱きしめたい衝動に駆られる。
「それに、蒼樹さん……すごく人目引いてるのわかってます?」
その一言で「衝動」が姿を消した。
「は?」
「やっぱり……わかってないですよね」
どうしたことか、視線を逸らした桃華にため息をつかれる。