光のもとでⅠ
「午後、ライブステージのとき、七倉と空太が翠葉につくじゃん?」
「うん」
それがなんだ、と言いたそうな顔。
「そのとき、翠葉が口にするものはすべて封を切ってないものにしてほしいんだ。空太と七倉が目を離したものはすべて処分。新しいものの調達先はステージ下に常駐している藤宮警備」
空太が急いでいた足を止め、あたりを見回す。
校内やテラスは人がごった返しているものの、図書棟脇のこの階段を使う人間は極めて少ない。
今は俺と空太以外には誰もいなかった。
周りに人がいないことを確認すると、
「それって……」
「空太ならわかるだろ……」
空太とは幼稚部からの付き合いだ。
わからないはずがない。
「うん」
それがなんだ、と言いたそうな顔。
「そのとき、翠葉が口にするものはすべて封を切ってないものにしてほしいんだ。空太と七倉が目を離したものはすべて処分。新しいものの調達先はステージ下に常駐している藤宮警備」
空太が急いでいた足を止め、あたりを見回す。
校内やテラスは人がごった返しているものの、図書棟脇のこの階段を使う人間は極めて少ない。
今は俺と空太以外には誰もいなかった。
周りに人がいないことを確認すると、
「それって……」
「空太ならわかるだろ……」
空太とは幼稚部からの付き合いだ。
わからないはずがない。