光のもとでⅠ
「だって、俺のクラスだって司とゆんゆんいねーんだよっ! 稼ぎ頭を生徒会に持っていかれてるんだからな! 隠れらんらんファンだっているんだぞっ!」
 それはつまり、
「どうだ! うちのクラスは三人も生徒会に持っていかれているんだ」
 と、言いたいのだろうか。
 ケンケン、悪いけど、うちのクラス負けてないから。
「ケンケン、うちのクラスから何人中枢に持っていかれてると思ってんの? 海斗でしょ? 桃でしょ? 翠葉ちゃんでしょ? で、それ……の計四名。それプラス、実行委員の俺と七倉足したら六人だけどっ!?」
 三十人編成の六人というのはかなりの痛手だ。
 最後に笑みを添えると、ケンケンは「う゛……」と言葉を詰まらせた。
 わかったなら連れていってくれ。
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