光のもとでⅠ
27~28 Side Akito 01話
時間どおり、十二時半すぎにはマンションに着いた。苺タルトも買ってきたし、これなら食べてくれるだろう。
ロックを解除して部屋に入ると、昨日同様ゲストルームは静かだった。
ただ、彼女が使っている部屋のドアが閉められていることからすると、彼女は部屋にいるのだろう。
軽くノックするも返事はない。
そっとドアを開けると、彼女は穏やかな寝息を立てて眠っていた。
アタッシュケースとケーキボックスをテーブルに置いてベッドに腰掛ける。
控え目に彼女の名前を呼んでみたけれど反応はなかった。
少し身じろぎ壁側に顔を向けたことで、折れてしまいそうなくらいに華奢な首が露になる。
相変らず顎のラインと首筋にはそそられる。
出来心で手が伸びた。
そっとそのラインを中指でなぞる。
シルクのような肌はとても気持ちが良く、思わず吸い付きたくなるほどだ。
この子にキスマークをつけたらくっきりと浮かび上がるのだろう。
そんな想像をしていると、彼女の手が首元に伸びてきて俺の手に触れた。
びっくりして目を開けた彼女の第一声――「きゃぁっっっ」
それはどうかと思う。俺、仮にも彼氏、恋人ですが……。
ま、彼女が相手なのだから仕方ない。
ロックを解除して部屋に入ると、昨日同様ゲストルームは静かだった。
ただ、彼女が使っている部屋のドアが閉められていることからすると、彼女は部屋にいるのだろう。
軽くノックするも返事はない。
そっとドアを開けると、彼女は穏やかな寝息を立てて眠っていた。
アタッシュケースとケーキボックスをテーブルに置いてベッドに腰掛ける。
控え目に彼女の名前を呼んでみたけれど反応はなかった。
少し身じろぎ壁側に顔を向けたことで、折れてしまいそうなくらいに華奢な首が露になる。
相変らず顎のラインと首筋にはそそられる。
出来心で手が伸びた。
そっとそのラインを中指でなぞる。
シルクのような肌はとても気持ちが良く、思わず吸い付きたくなるほどだ。
この子にキスマークをつけたらくっきりと浮かび上がるのだろう。
そんな想像をしていると、彼女の手が首元に伸びてきて俺の手に触れた。
びっくりして目を開けた彼女の第一声――「きゃぁっっっ」
それはどうかと思う。俺、仮にも彼氏、恋人ですが……。
ま、彼女が相手なのだから仕方ない。