光のもとでⅠ
『ね、ちょっとプライベート私信いいかなっ?』
マイクを通し、観覧席に声をかける。
きゃーきゃーうるさくて、いいのか悪いのかの許可なんてあってないようなもの。
そんな中、
『飛鳥っ』
放送室の小窓に飛鳥のびっくりした顔が覗く。
でも、もっとびっくりしてほしい。
もっと俺を見てほしい。
もっと、もっと――想いは貪欲だ。
『あのさ、まだ気持ち変わってない? 飛鳥の気持ちはどこにある?』
飛鳥は途端に身を引く。
マイクを通し、観覧席に声をかける。
きゃーきゃーうるさくて、いいのか悪いのかの許可なんてあってないようなもの。
そんな中、
『飛鳥っ』
放送室の小窓に飛鳥のびっくりした顔が覗く。
でも、もっとびっくりしてほしい。
もっと俺を見てほしい。
もっと、もっと――想いは貪欲だ。
『あのさ、まだ気持ち変わってない? 飛鳥の気持ちはどこにある?』
飛鳥は途端に身を引く。