光のもとでⅠ
関係者以外立ち入り禁止の場所からなっちゃん先生と翠葉ちゃんを見ていた。
「そうですね……。すごく、大切な子です。ところで、なっちゃん先生が彼女に興味を持ったのは?」
「何言ってるのよ。生徒だからに決まってるじゃない」
生徒ならそこら中にいるはずだが、今この人の目には彼女しか映っていない。
「あの子だけ私の授業とテストを受けていないの」
「あ――」
「ご理解いただけて?」
にこりと艶やかに笑う。
美人というよりはかわいらしい顔立ちをしているのだが、こんなふうに笑うと、「艶やか(あでやか)」という言葉しっくりくる人だった。
「そうですね……。すごく、大切な子です。ところで、なっちゃん先生が彼女に興味を持ったのは?」
「何言ってるのよ。生徒だからに決まってるじゃない」
生徒ならそこら中にいるはずだが、今この人の目には彼女しか映っていない。
「あの子だけ私の授業とテストを受けていないの」
「あ――」
「ご理解いただけて?」
にこりと艶やかに笑う。
美人というよりはかわいらしい顔立ちをしているのだが、こんなふうに笑うと、「艶やか(あでやか)」という言葉しっくりくる人だった。