光のもとでⅠ
「いやっ! 藤宮先輩お疲れ様でした! ステージ、めっちゃかっこよかったです!」
「どうでもいい。それよりこれ……」
俺が手にしたペットボトルは封が空いていた。
封が開いていないものを飲め、とその部分だけは徹底できると思っていたが、何かがおかしい。
無色透明のはずのミネラルウォーターが黄味がかって見える。
照明のせいか……?
「あ、今、空太くんがミネラルウォーターとリンゴジュースを割ってくれたの」
「……今ここで?」
「ですです。未開封のものをここで開けて、リンゴジュースの分だけ水を紙コップに移しました。それなら大丈夫でしょう?」
翠と高崎の間にあるテーブルには紙コップと中身が空であろうリンゴジュースのパックが置かれている。
「どうでもいい。それよりこれ……」
俺が手にしたペットボトルは封が空いていた。
封が開いていないものを飲め、とその部分だけは徹底できると思っていたが、何かがおかしい。
無色透明のはずのミネラルウォーターが黄味がかって見える。
照明のせいか……?
「あ、今、空太くんがミネラルウォーターとリンゴジュースを割ってくれたの」
「……今ここで?」
「ですです。未開封のものをここで開けて、リンゴジュースの分だけ水を紙コップに移しました。それなら大丈夫でしょう?」
翠と高崎の間にあるテーブルには紙コップと中身が空であろうリンゴジュースのパックが置かれている。