光のもとでⅠ
「少なくとも、呼ばれてもいない俺たちよりは――」
「そう、そのとおり。司にとって茜先輩がどんな存在かは知らないけど、俺にとってはいい先輩なんだ。だから、何か可能性があるなら俺はそれを潰したくないんだよね。司にそれを邪魔されるのは阻止したい」
「……朝陽、このあとのことは考えているのか?」
「……何? なんの話?」
「フォークソング部と軽音部のあと、茜先輩と翠の歌がある。ここへ戻ってきた翠が歌を歌えるのか――」
「……ふーん。司は何かしら事情を知っているわけか。……でもさ、残念ながら俺は何も知らないんだよね。だから、どんな話をするのかも想像はできないし、ましてや、歌が歌えなくなるようなそんな事態は予想しない」
「そう、そのとおり。司にとって茜先輩がどんな存在かは知らないけど、俺にとってはいい先輩なんだ。だから、何か可能性があるなら俺はそれを潰したくないんだよね。司にそれを邪魔されるのは阻止したい」
「……朝陽、このあとのことは考えているのか?」
「……何? なんの話?」
「フォークソング部と軽音部のあと、茜先輩と翠の歌がある。ここへ戻ってきた翠が歌を歌えるのか――」
「……ふーん。司は何かしら事情を知っているわけか。……でもさ、残念ながら俺は何も知らないんだよね。だから、どんな話をするのかも想像はできないし、ましてや、歌が歌えなくなるようなそんな事態は予想しない」