光のもとでⅠ
海斗だけは第二部の二番手に出番があるためスクエアステージに待機しているのだろう。
そして、俺の直線上には秋兄がいた。
「えっと……大変恐縮なのですが、トップバッターの曲が終わるまでは拘束されてください。って、別に拘束器具はないんですが」
高崎はそう言うと、クラスの人間のもとへと下りていった。
「来たか」
秋兄に声をかけられ、秋兄と同じように通路に立ったまま手すりに腕を乗せ体重を預ける。
「秋兄は誰に呼ばれて?」
「翠葉ちゃん本人、かな。少し前、起案書を作るって言っていた日。あの日に伝えたいことがあるから第二部のステージを見に来てくださいって言われた」
そして、俺の直線上には秋兄がいた。
「えっと……大変恐縮なのですが、トップバッターの曲が終わるまでは拘束されてください。って、別に拘束器具はないんですが」
高崎はそう言うと、クラスの人間のもとへと下りていった。
「来たか」
秋兄に声をかけられ、秋兄と同じように通路に立ったまま手すりに腕を乗せ体重を預ける。
「秋兄は誰に呼ばれて?」
「翠葉ちゃん本人、かな。少し前、起案書を作るって言っていた日。あの日に伝えたいことがあるから第二部のステージを見に来てくださいって言われた」