光のもとでⅠ
「あぁ……それを言うなら、俺に散々撒かれて昇進試験をパスできなかったあなたがここにいることも奇跡のようですね」
俺と海斗は時々藤宮警備の昇進試験に関するバイトを請け負う。
ほかにも警護対象を務める人間はいるが、人が足りないときだけ参加する。
仕事は簡単。
とある施設の中で、自分を警護する人間を全力で撒く、というもの。
パスすべきものは体力面と頭脳戦。
そのふたつをパスしないことにはS職への昇格はあり得ない。
飲み物を持って戻ると、
「え……それにツカサが混ざったの?」
話は聞いていなかったがだいたいの察しはつく。
俺と海斗は時々藤宮警備の昇進試験に関するバイトを請け負う。
ほかにも警護対象を務める人間はいるが、人が足りないときだけ参加する。
仕事は簡単。
とある施設の中で、自分を警護する人間を全力で撒く、というもの。
パスすべきものは体力面と頭脳戦。
そのふたつをパスしないことにはS職への昇格はあり得ない。
飲み物を持って戻ると、
「え……それにツカサが混ざったの?」
話は聞いていなかったがだいたいの察しはつく。