光のもとでⅠ
「どんだけ美人なわけ? ……ま、おまえがその顔だしな」
「俺とはどうだろう? 目元が似てるとはよく言われるけど……」
言いながらパソコンから画像を呼び出す。
今まで誰にも見せたことがない翠葉の写真。
葵が翠葉を知っていて環が知らないのはちょっと申し訳なく思ったから。
俺と葵と環は高校からの友人だ。それは今も変わらない。
「ピンクのドレス着てるのが妹」
ディスプレイを環に向けると、
「……めっちゃ美少女!? 秋斗先輩が本気になるのもわかる気がする。この子、あと数年したらすっごいきれいになるんじゃないっ!?」
環はディスプレイに釘付けになり、ほかの写真をクリックしていく。
「笑った顔なんて殺人級……。おまえが今まで写真も何も見せてくれなかった理由もわかった気はするけど――シスコン。このシスコンシスコンシスコンっ」
自覚してるし、連呼されたところで痛くも痒くもない。
環から携帯のディスプレイに視線を移すと、数値がもとに戻っていた。それはもう、何事もなかったかのように。
「俺とはどうだろう? 目元が似てるとはよく言われるけど……」
言いながらパソコンから画像を呼び出す。
今まで誰にも見せたことがない翠葉の写真。
葵が翠葉を知っていて環が知らないのはちょっと申し訳なく思ったから。
俺と葵と環は高校からの友人だ。それは今も変わらない。
「ピンクのドレス着てるのが妹」
ディスプレイを環に向けると、
「……めっちゃ美少女!? 秋斗先輩が本気になるのもわかる気がする。この子、あと数年したらすっごいきれいになるんじゃないっ!?」
環はディスプレイに釘付けになり、ほかの写真をクリックしていく。
「笑った顔なんて殺人級……。おまえが今まで写真も何も見せてくれなかった理由もわかった気はするけど――シスコン。このシスコンシスコンシスコンっ」
自覚してるし、連呼されたところで痛くも痒くもない。
環から携帯のディスプレイに視線を移すと、数値がもとに戻っていた。それはもう、何事もなかったかのように。