光のもとでⅠ
「会長、今から演奏部隊が上がります。左昇降機を下げるので気をつけてください」
『助っ人参上? それは嬉しい限り。了解した。俺たちはステージ中央にいるから、右も降ろして大丈夫だよ。でさ、できれば椅子ちょうだい』
奈落の慌てぶりとは異なる穏やかな声が返ってきた。
声も穏やかだが対応も穏やかだ。
余裕がうかがえる。
なんとかなる域なのか……?
……そうに違いない。
そうでなければすぐに会長から指示があったはずだ。
指示がなかったということは立て直しが可能ということ。
大丈夫だ、いける――。
「大丈夫そうだね」
気づけば朝陽が隣にいた。
「あぁ、会長があの調子なら問題ない」
『助っ人参上? それは嬉しい限り。了解した。俺たちはステージ中央にいるから、右も降ろして大丈夫だよ。でさ、できれば椅子ちょうだい』
奈落の慌てぶりとは異なる穏やかな声が返ってきた。
声も穏やかだが対応も穏やかだ。
余裕がうかがえる。
なんとかなる域なのか……?
……そうに違いない。
そうでなければすぐに会長から指示があったはずだ。
指示がなかったということは立て直しが可能ということ。
大丈夫だ、いける――。
「大丈夫そうだね」
気づけば朝陽が隣にいた。
「あぁ、会長があの調子なら問題ない」