光のもとでⅠ
俺がカウントを口にしようとしたそのとき、「少し待って」と朝陽が制止に入った。
何をするのか見ていると、朝陽は照明部隊に通信を入れた。
「照明さん、生徒会の美都です。まもなく曲がスタートします。曲はJUJUの『やさしさで溢れるように』。最初は少し暗めからスタートしましょう。AメロからBメロ途中までは茜先輩だけに照明を当てて、Bメロ途中からサビに入るまでに照明分散。サビと同時にステージ全体を照らすってプランでお願いします。その先は好きに動いてください。これから藤宮がカウントを始めます。九拍目で演奏スタートするのであとはよろしくお願いします」
現状、一番混乱していたのはここでもミキサールームでもなく会場の照明サイドだったかもしれない。
何をするのか見ていると、朝陽は照明部隊に通信を入れた。
「照明さん、生徒会の美都です。まもなく曲がスタートします。曲はJUJUの『やさしさで溢れるように』。最初は少し暗めからスタートしましょう。AメロからBメロ途中までは茜先輩だけに照明を当てて、Bメロ途中からサビに入るまでに照明分散。サビと同時にステージ全体を照らすってプランでお願いします。その先は好きに動いてください。これから藤宮がカウントを始めます。九拍目で演奏スタートするのであとはよろしくお願いします」
現状、一番混乱していたのはここでもミキサールームでもなく会場の照明サイドだったかもしれない。