光のもとでⅠ
26~41 Side Tsukasa 10話
翠は歯の根も合わないほどに震えていた。
何があったっ!?
「御園生さん。これはさ、俺が約束を反故にしたことにはならないと思うんだけど」
風間の言葉に、翠は震える身体を押さえつつなんとか首を縦に振った。
約束って、何……。
見えない話に余計苛立ちが増す。
「藤宮、この震えてるのどうにかできないの? 見てらんないんだけど。……それとも、俺がここにいるからダメなの?」
そもそも、みんな俺をなんだと思ってる?
俺は魔法使いでも翠の子守役でもなんでもない。
何があったっ!?
「御園生さん。これはさ、俺が約束を反故にしたことにはならないと思うんだけど」
風間の言葉に、翠は震える身体を押さえつつなんとか首を縦に振った。
約束って、何……。
見えない話に余計苛立ちが増す。
「藤宮、この震えてるのどうにかできないの? 見てらんないんだけど。……それとも、俺がここにいるからダメなの?」
そもそも、みんな俺をなんだと思ってる?
俺は魔法使いでも翠の子守役でもなんでもない。