光のもとでⅠ
リィは申し訳なさそうに答えた。
「あ……はい、翠葉です」
『…………』
この間がなんとも言えないよね。
『……今まで何度も言ってきたけど、もう一度だけ言わせてほしい。これ、通信機器だから、話さないと意味を成さないアイテム』
リィ相手とわかってから言葉を選んでいるみたいだけど、それでも司っちと思える言葉たち。
「うん、ごめん……」
『俺の携帯なら持って帰ってもらってかまわない。もし、翠がかまうっていうならあとで家に届ける。……ただ、今夜は鍋で家族水入らずらしいから、玄関のドアにでもぶら下げておこうか? 俺のはコンシェルジュにでも預けてくれればいい』
やけに棘を感じる言い方だけど、これ、何かあったのかな?
「あ……はい、翠葉です」
『…………』
この間がなんとも言えないよね。
『……今まで何度も言ってきたけど、もう一度だけ言わせてほしい。これ、通信機器だから、話さないと意味を成さないアイテム』
リィ相手とわかってから言葉を選んでいるみたいだけど、それでも司っちと思える言葉たち。
「うん、ごめん……」
『俺の携帯なら持って帰ってもらってかまわない。もし、翠がかまうっていうならあとで家に届ける。……ただ、今夜は鍋で家族水入らずらしいから、玄関のドアにでもぶら下げておこうか? 俺のはコンシェルジュにでも預けてくれればいい』
やけに棘を感じる言い方だけど、これ、何かあったのかな?