光のもとでⅠ
43~45 Side Soju 01話
「唯くんにキッチン手伝ってもらいたいんだけど、呼んできてもらえる?」
母さんに言われて廊下に通じるドアを開けた。
バスルームに明かりはついているものの、湯を溜める音はしておらず、そこに唯もいない。
その少し先の翠葉の部屋から光が漏れているあたり、ふたりはそこにいるのだろう。
「唯、何ミイラになってるんだよ」
ドアを開けてそう言うと、「あはは」と笑う唯がいた。
翠葉は慌てて先輩のジャケットをハンガーへかける。
もしかしたら何か話していたのかもしれない。
母さんに言われて廊下に通じるドアを開けた。
バスルームに明かりはついているものの、湯を溜める音はしておらず、そこに唯もいない。
その少し先の翠葉の部屋から光が漏れているあたり、ふたりはそこにいるのだろう。
「唯、何ミイラになってるんだよ」
ドアを開けてそう言うと、「あはは」と笑う唯がいた。
翠葉は慌てて先輩のジャケットをハンガーへかける。
もしかしたら何か話していたのかもしれない。