光のもとでⅠ
「何を今さら……。秋斗くんに求婚されているなら当然でしょ? それに、静のことよ? 以前警護をつけたときからずっとそのままなんじゃない?」 
「……なんで知ってるの?」
 真面目に疑問。
 あれ? 碧だけ静から聞いてたっていうオチ?
 俺、ひとりだけ仲間はずれ食らってた?
「なんでも何も――零、何年静と友達やってるのよ」
 あれぇ? 呆れた顔をされちゃったけど……ざっと三十年くらい?
「あのとき、静から届いたメール覚えてる?」
「あのときって、警護解除の連絡?」
 尋ねる俺にコクリと頷き、碧は自分の携帯を取り出した。
 そして、いくつかの操作をすると問題のメールを表示させる。
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