光のもとでⅠ
こちら側に入れている通信ではなく、青木側の会話を聞こえるようにしている。
『何? 姫の知り合い?』
「青木、戻れ」
翠の中学の人間にろくなやつはいない。
また、過去の出来事に心を切り刻まれる前に自分のもとに戻したかった。
青木からの返答がなく苛立っていると、新たなる声が聞こえてくる。
またしても、こちらに向けて発せられているものではない。
「姫、チケット確認。本当に藤宮くんの招待客ならチケット番号が2001で始まるから」
何……?
俺の招待客と言ったか?
『何? 姫の知り合い?』
「青木、戻れ」
翠の中学の人間にろくなやつはいない。
また、過去の出来事に心を切り刻まれる前に自分のもとに戻したかった。
青木からの返答がなく苛立っていると、新たなる声が聞こえてくる。
またしても、こちらに向けて発せられているものではない。
「姫、チケット確認。本当に藤宮くんの招待客ならチケット番号が2001で始まるから」
何……?
俺の招待客と言ったか?