光のもとでⅠ
「だからさ……」
俺はもう一度ため息をつく。
とうに出尽くしたはずのため息がまだ出るとは驚きだ。
「わかってるよっ。そんな短時間で顔は変わらないとか言うのでしょっ!? でも、服装が違うんだからっ」
「翠、どれだけこの顔が好きなわけ?」
「え……? それは、ものすごく……。ど真ん中ストライクくらい……?」
首を傾げながら言われても困るんだけど……。
第一……そういうこと簡単に口にするなよな。
自分の態勢を整えないことには反撃不可能と判断し、今度は深く息を吐き出した。
俺はもう一度ため息をつく。
とうに出尽くしたはずのため息がまだ出るとは驚きだ。
「わかってるよっ。そんな短時間で顔は変わらないとか言うのでしょっ!? でも、服装が違うんだからっ」
「翠、どれだけこの顔が好きなわけ?」
「え……? それは、ものすごく……。ど真ん中ストライクくらい……?」
首を傾げながら言われても困るんだけど……。
第一……そういうこと簡単に口にするなよな。
自分の態勢を整えないことには反撃不可能と判断し、今度は深く息を吐き出した。