光のもとでⅠ
『思ってるよ。翠葉ちゃんが来ているのに司が来ないわけがない』
自信に満ちた声を不服に思う。
『一年B組は一年A組と合同でボックスに入ってる。つまり、翠葉ちゃんには苦手な状況じゃないかな?』
「簾条と海斗がいれば大丈夫だろ」
『さぁね? 桃ちゃんの反対側には海斗じゃなくて千里が座ってたけど?』
「…………」
『彼女がいるボックスは三階のFだから』
その声を最後に通話は切れた。
俺は自分専属の警護班を呼び出しカラオケボックスまで車で移動した。
「お迎えはいかがなさいますか?」
「帰りはいい」
自信に満ちた声を不服に思う。
『一年B組は一年A組と合同でボックスに入ってる。つまり、翠葉ちゃんには苦手な状況じゃないかな?』
「簾条と海斗がいれば大丈夫だろ」
『さぁね? 桃ちゃんの反対側には海斗じゃなくて千里が座ってたけど?』
「…………」
『彼女がいるボックスは三階のFだから』
その声を最後に通話は切れた。
俺は自分専属の警護班を呼び出しカラオケボックスまで車で移動した。
「お迎えはいかがなさいますか?」
「帰りはいい」