光のもとでⅠ
「持ってても着信に気づかなかったら携帯の意味がないと思うけど?」
「ごめんなさい……」
かばんに入れていたうえ、病院へ行くからと電源まで落としていたとは言えなかった。
「司、やけに突っかかるな?」
話に加わったのは秋斗さん。
「そう? いつもと変わらないと思うけど」
「そんなに俺と翠葉ちゃんが一緒にいたことが不満?」
秋斗さんはクスクスと笑いながら、まるで挑発でもするように話す。
「……不満といったら不満だな」
「そうだな。俺が司でもそう思うだろうな。好きな子が、その子を好いている男とふたりでお茶してたなんて知りたくもないよな?」
「秋斗さんっ!?」
どうして秋斗さんがツカサの好きな人を知っているのっ!?
「ごめんなさい……」
かばんに入れていたうえ、病院へ行くからと電源まで落としていたとは言えなかった。
「司、やけに突っかかるな?」
話に加わったのは秋斗さん。
「そう? いつもと変わらないと思うけど」
「そんなに俺と翠葉ちゃんが一緒にいたことが不満?」
秋斗さんはクスクスと笑いながら、まるで挑発でもするように話す。
「……不満といったら不満だな」
「そうだな。俺が司でもそう思うだろうな。好きな子が、その子を好いている男とふたりでお茶してたなんて知りたくもないよな?」
「秋斗さんっ!?」
どうして秋斗さんがツカサの好きな人を知っているのっ!?