光のもとでⅠ
「翠は今、自分がどれくらい俺に信用されてると思ってる?」
「……え?」
「上限は百だと言った。それから、ひとつの嘘で信用数値は五十ずつ減るとも――つまり……」
「話の途中悪いけど、タイムリミットよ」
桃華さんが間に入り、「はい、翠葉の」と授業に必要なもの一式を渡された。
「このあと、うちのクラス化学室だから。翠葉を走らせたくないならあとにしてくれない?」
「……構わない」
ツカサは私たちとは反対の一、二年棟に向かって歩き出した。
「翠葉、行くわよ」
私は桃華さんに促されて歩き出す。
「……え?」
「上限は百だと言った。それから、ひとつの嘘で信用数値は五十ずつ減るとも――つまり……」
「話の途中悪いけど、タイムリミットよ」
桃華さんが間に入り、「はい、翠葉の」と授業に必要なもの一式を渡された。
「このあと、うちのクラス化学室だから。翠葉を走らせたくないならあとにしてくれない?」
「……構わない」
ツカサは私たちとは反対の一、二年棟に向かって歩き出した。
「翠葉、行くわよ」
私は桃華さんに促されて歩き出す。