光のもとでⅠ
「本当なら部署をひとつずつご案内したいところなのですが、今なら広報部の部長に会うことがでいるので、先に広報部へ参りましょう」
「は、はいっ」
私は緊張で声が上ずる。
「そんなに緊張なさらなくても大丈夫ですよ。部長は温厚な方ですし、広報部はノリがいい人の集まりですので」
「その代わり、紳士っぽい人はいないけどねー? 括弧、俺以外、括弧閉じ」
園田さんのフォローを唯兄が台無しにしては、にっ、と笑う。
広報部のブースまで来ると、園田さんが先頭に立ちフロアへ入った。
園田さんは真っ直ぐブースを横切り、一番奥の席へ向かう。
そこには坊主頭の男の人が座っていた。
「は、はいっ」
私は緊張で声が上ずる。
「そんなに緊張なさらなくても大丈夫ですよ。部長は温厚な方ですし、広報部はノリがいい人の集まりですので」
「その代わり、紳士っぽい人はいないけどねー? 括弧、俺以外、括弧閉じ」
園田さんのフォローを唯兄が台無しにしては、にっ、と笑う。
広報部のブースまで来ると、園田さんが先頭に立ちフロアへ入った。
園田さんは真っ直ぐブースを横切り、一番奥の席へ向かう。
そこには坊主頭の男の人が座っていた。