光のもとでⅠ
だって、久先輩は私がカメラをまだ使いこなせてないことをよく知っている人だったから。
「学校でもここでも、これからもたくさんカメラのことを教えてください」
私は経緯やその他もろもろの感情と共に頭を下げる。
すると、いつもと変わらない久先輩のノリで話し始めた。
「俺ね、ここでは『クゥ』って呼ばれてるんだ。表で実名はやばいから」
あ……二文字呼び?
「私は姫とかリィって呼ばれるみたいです。名前のほうが反応しやすくていいんですけど……」
「姫なら反応できるんじゃないの? 学校でも散々呼ばれてるし」
その言葉に反論できないあたり、ちょっと微妙な気分。
「学校でもここでも、これからもたくさんカメラのことを教えてください」
私は経緯やその他もろもろの感情と共に頭を下げる。
すると、いつもと変わらない久先輩のノリで話し始めた。
「俺ね、ここでは『クゥ』って呼ばれてるんだ。表で実名はやばいから」
あ……二文字呼び?
「私は姫とかリィって呼ばれるみたいです。名前のほうが反応しやすくていいんですけど……」
「姫なら反応できるんじゃないの? 学校でも散々呼ばれてるし」
その言葉に反論できないあたり、ちょっと微妙な気分。