光のもとでⅠ
「リィが選択する前にそこまで言われたらどうしようかと気が気じゃなかったよ~……」
唯兄の言葉を確認するように静さんを見ると、にこりと微笑む。
「だが、それに対抗するように翠葉ちゃんが離脱しても大丈夫なように替え玉を手配したのは若槻だろう? あとで紅林によく言っておくんだな」
くれ、ばやし……?
その名前なら、さっきいただいた名刺の中にあった気がする。
ポケットから取り出した名刺を確認しようとすると、シゲさんに声をかけられた。
「姫さん、紅林はあーやのことだ。さっき紹介したスタッフたちな、みんなプロのカメラマンなんだ」
「えっ!?」
「姫さんには撮影班として紹介したが、ひとりひとりがプロのカメラマンなんだ。結婚式の写真撮影を請け負ったり広報部が必要とする写真を撮ったりする」
改めて名刺を見ると、どの名刺にも「Photographer」と書かれていた。
唯兄の言葉を確認するように静さんを見ると、にこりと微笑む。
「だが、それに対抗するように翠葉ちゃんが離脱しても大丈夫なように替え玉を手配したのは若槻だろう? あとで紅林によく言っておくんだな」
くれ、ばやし……?
その名前なら、さっきいただいた名刺の中にあった気がする。
ポケットから取り出した名刺を確認しようとすると、シゲさんに声をかけられた。
「姫さん、紅林はあーやのことだ。さっき紹介したスタッフたちな、みんなプロのカメラマンなんだ」
「えっ!?」
「姫さんには撮影班として紹介したが、ひとりひとりがプロのカメラマンなんだ。結婚式の写真撮影を請け負ったり広報部が必要とする写真を撮ったりする」
改めて名刺を見ると、どの名刺にも「Photographer」と書かれていた。