光のもとでⅠ
「つまりはさ、碧さんにつけているチームと栞さんにつけているチームを連携させて、うまいことリィの警護はされていたんだ」
「……はぁ」
びっくりし過ぎてまともな反応などできるわけがない。
「今まで気づかなかっただろう? これからもそれは変わらないから気にする必要はないよ」
静さんはにこにこと話すけれど、私は別のことが気になって仕方ない。
「あの……私、近接警護はちょっと無理そうなのですが、チームになると何人のかにお世話になるのでしょう」
「そんなことは気にしなくてもいいんだが……若槻、何人だ?」
「本社勤務がふたり。実際にリィの警護にあたる人間は八人。計十人のチームがシフト制で動きます。だから、オーナーや秋斗さんたち、一族の会長直系の方々とそう変わらない勘定ですね」
「……はぁ」
びっくりし過ぎてまともな反応などできるわけがない。
「今まで気づかなかっただろう? これからもそれは変わらないから気にする必要はないよ」
静さんはにこにこと話すけれど、私は別のことが気になって仕方ない。
「あの……私、近接警護はちょっと無理そうなのですが、チームになると何人のかにお世話になるのでしょう」
「そんなことは気にしなくてもいいんだが……若槻、何人だ?」
「本社勤務がふたり。実際にリィの警護にあたる人間は八人。計十人のチームがシフト制で動きます。だから、オーナーや秋斗さんたち、一族の会長直系の方々とそう変わらない勘定ですね」