光のもとでⅠ
 唯兄の横顔をまじまじと見ていると、
「仕事だし商売だからね」
 止めまで刺された気分だ。
「シゲさん、これ。久遠のサイトに投稿された写真まで混じってますけど?」
 右隣の久先輩が声をあげた。
「マジでかっ!?」
「これとこれは間違いなく投稿されてたものです。翠葉ちゃん、確認」
「はいっ」
 渡された二枚は霜の写真と花びらを凍らせて撮った写真だった。
「久先輩……」
「はい、ペナルティ」
「っ、すみません。あの……この写真、投稿したの覚えていてくれたんですか?」
「……覚えてたよ」
 信じられなかった。
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