光のもとでⅠ
緊張に震えてる指先でメールを表示させる。と、
件名 :今日の天気
本文 :曇りのち雨。
最低気温五度。
最高気温十三度。
午後から雨が降るらしいから
傘忘れずに。
「蒼兄……今日はね、曇りのち雨で最低気温が五度、最高気温が十三度らしいよ? それから、傘を持っていったほうがいいみたい」
届いたメールを読み上げるように話すと、絶妙なタイミングで唯兄が口を挟む。
「何それ……。もしかして司っちからのメール内容ってお天気情報っ!?」
「うん……それしか書いてない」
ディスプレイを見せると、蒼兄も唯兄も言葉を失った。
件名 :今日の天気
本文 :曇りのち雨。
最低気温五度。
最高気温十三度。
午後から雨が降るらしいから
傘忘れずに。
「蒼兄……今日はね、曇りのち雨で最低気温が五度、最高気温が十三度らしいよ? それから、傘を持っていったほうがいいみたい」
届いたメールを読み上げるように話すと、絶妙なタイミングで唯兄が口を挟む。
「何それ……。もしかして司っちからのメール内容ってお天気情報っ!?」
「うん……それしか書いてない」
ディスプレイを見せると、蒼兄も唯兄も言葉を失った。