光のもとでⅠ
一昨日と比べると格段に調子がいいのがわかる。副作用のつらい時期は抜けた。
けれど、痛みがこないという保証はない。
だめだ――。
弱気になっちゃだめ。
絶対に守りたいものがあるから、だからがんばれる。
出勤前の湊先生から一言。
「栞のいる時間帯ならひとりでお風呂に入ってかまわないわ。ただし、長湯は厳禁。それが守れるなら入って良し」
びっくりして返事をできずにいると、
「返事っ」
と、頬を引っ張られた。
「はいっ」
「よしっ! さっぱりしてきちゃいなさい」
湊先生は笑顔で蒼兄と家を出ていった。
食後休みで横になっているとき、昨日あったことを思い出すだけで頭痛が起こりそうな気がした。
「……こういうときは寝る、かな?」
苦笑を浮かべつつ、身体も頭も休ませることにした。
けれど、痛みがこないという保証はない。
だめだ――。
弱気になっちゃだめ。
絶対に守りたいものがあるから、だからがんばれる。
出勤前の湊先生から一言。
「栞のいる時間帯ならひとりでお風呂に入ってかまわないわ。ただし、長湯は厳禁。それが守れるなら入って良し」
びっくりして返事をできずにいると、
「返事っ」
と、頬を引っ張られた。
「はいっ」
「よしっ! さっぱりしてきちゃいなさい」
湊先生は笑顔で蒼兄と家を出ていった。
食後休みで横になっているとき、昨日あったことを思い出すだけで頭痛が起こりそうな気がした。
「……こういうときは寝る、かな?」
苦笑を浮かべつつ、身体も頭も休ませることにした。