光のもとでⅠ
「これ、どうしたらいいんでしょう?」
「本当なら利害一致で相殺されて楽になれるはずなのにね? やっぱり楽にはなれないみたいだね」
「だって……私たちは楽になることを望んではいませんよね?」
「そうだね。良心の呵責に苛まれるほうを希望しているっていうか――俺たちマゾなのかな?」
その言葉に目が点になった。
マゾはいただけない……。
「ね、翠葉ちゃん。ひとつずつ片付けない?」
「片付ける、ですか?」
「そう」
秋斗さんの席を立ち、新しいハーブティーを淹れに行ってくれた。
「本当なら利害一致で相殺されて楽になれるはずなのにね? やっぱり楽にはなれないみたいだね」
「だって……私たちは楽になることを望んではいませんよね?」
「そうだね。良心の呵責に苛まれるほうを希望しているっていうか――俺たちマゾなのかな?」
その言葉に目が点になった。
マゾはいただけない……。
「ね、翠葉ちゃん。ひとつずつ片付けない?」
「片付ける、ですか?」
「そう」
秋斗さんの席を立ち、新しいハーブティーを淹れに行ってくれた。