光のもとでⅠ
41
散策ルートに入ってしばらくは紫陽花ロード。
そこを抜けると藤棚があった気がする。
少し視線を上げると、私のものでもツカサのものでもない靴が視界に入った。
もう少し視線を上げると、藤棚のベンチに座った秋斗さんがいた。
びっくしてツカサを見ると、
「さぁ、どうしてだか」
ツカサは面白くなさそうに口にする。
秋斗さんに大きなスライドで歩み寄られ、
「こんにちは」
「こんにちは……」
「司がね、今日ここでデートするって連絡くれたんだ」
デートっ!?
私は慌ててツカサを見たけどツカサはそっぽを向いていた。
そこを抜けると藤棚があった気がする。
少し視線を上げると、私のものでもツカサのものでもない靴が視界に入った。
もう少し視線を上げると、藤棚のベンチに座った秋斗さんがいた。
びっくしてツカサを見ると、
「さぁ、どうしてだか」
ツカサは面白くなさそうに口にする。
秋斗さんに大きなスライドで歩み寄られ、
「こんにちは」
「こんにちは……」
「司がね、今日ここでデートするって連絡くれたんだ」
デートっ!?
私は慌ててツカサを見たけどツカサはそっぽを向いていた。